「ひらまつ」の経営理念に感銘を受けました。
レストランという枠を超え、様々な職業に通じる考え方であり、 一人の人間としても、共感と尊敬の念を抱きます。
芸術とやさしさ
株式会社ひらまつは、1982年に「ひらまつ亭」という 1軒のレストランから出発しました。
現在「レストランひらまつ」となった この店の存在が、すべての原点です。
レストランとは、料理という瞬間芸術を通して、 自分の感性を発表する場でもあります。
だから、レストランに従事する者は、 まず芸術家、職人でなければならないのです。
同時に、レストランとは、 己のやさしさを対価に代える生業―サービス業です。
だから、何よりやさしくなければならないのです。 お客様に対して、仲間に対して、あるいは素材に対して、 自分が触れているもの、感じているもの、 すべてに対してやさしくなければならないのです。
芸術とは、エゴイスティックなものであり、 やさしさとは、寛容なものです。
その一見相反するものが同居する空間こそが、 レストランなのです。
私達は、レストランを生業とすることに誇りを持ち 日々お客様をお迎えし続けてまいります。